どさんこしまんちゅセミナーで講演する佐藤大介氏＝11日、都内
斎藤 学 【東京】北海道と沖縄の経済人でつくる「どさんこしまんちゅプロジェクト」が主催するセミナーが11日、東京都品川区の「EZOHUB（エゾハブ）TOKYO」であった。講演した刀のエグゼクティブ・ディレクター佐藤大介氏は、沖縄と北海道の共通する特色に言及した上で観光を含め両地域が「日本の未来をけん引できる」と述べた。掘り起こす地域の魅力が豊かで今後の観光全般で秘めた可能性があると期待を高めた。
佐藤氏の講演テーマは「十勝とやんばるで暮らして気づいた北海道と沖縄の可能性」。両地域の特色として「自然や食、文化面で豊富な観光資源があり、人々に地域への誇り高さがある。地域を良くしようと当事者意識の高さがある」と利点を説明した。
佐藤氏は、北部に来年夏開業するテーマパーク「ジャングリア」を運営するジャパンエンターテイメントの取締役も務める。観光の高度人材育成が目下の課題と指摘。「人材の取り合いをしても仕方ない。海外や本土から沖縄で観光を学びたい人を集める仕組みをつくる必要がある」と述べた。
（斎藤学）
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