【動画あり】1000万人訪れる台湾政府主催の人気イベントはじまる 巨大ランタン、夜空彩る 旧正月の風物詩 台湾・台南市 


【動画あり】1000万人訪れる台湾政府主催の人気イベントはじまる 巨大ランタン、夜空彩る 旧正月の風物詩 台湾・台南市  台湾南部・台南市で24日開幕した「ランタンフェスティバル」
この記事を書いた人 Avatar photo 當山 幸都

 【台南で當山幸都】台湾政府が主催する旧正月の風物詩「ランタンフェスティバル」が24日、台南市で開幕した。1990年に始まった台湾最大規模の「光の祭典」で、辰(たつ)年にちなんで竜をかたどったものなど、個性あふれる数々の巨大なランタンが幻想的な光景をつくり出している。イベントは、旧暦1月15日(元宵節)にちょうちんをともす中華圏の風習を基に、毎年開催地を変えて定着。3月10日までの期間中、観光客を含め延べ1千万人以上が訪れる見込み。

 台南はオランダが1624年に上陸し、拠点を設けてから今年400年を迎え、歴史の面影が残る古都として親しまれている。開幕に合わせた記者会見で、台湾交通部観光署(観光庁)の周永暉署長は「竜は干支(えと)の中で唯一架空の生き物で、誰もが期待を寄せる。フェスティバルで希望を感じてほしい」と来場を呼びかけた。