沖縄地区税関が21日に発表した2月の管内貿易概況(速報)は、輸出総額が前年同月比6・1%減の16億9100万円、輸入総額は同35・3%増の167億2500万円で、差引額は150億3400万円の輸入超過となった。
輸出では構成比の2・5割を占める「一般機械」でシンガポールに半導体等製造機器、台湾にパワーショベルなどが輸出された。主要国(地域)別動向でも両国がそれぞれ約17%以上の構成比を占めている。
輸入は「石炭」が前年同月比88・3%、「穀物および同調製品」が同52・4%、「動植物性原材料」が同30・8%の減となったものの、オーストラリアからの「天然ガスおよび製造ガス」輸入額が構成比の3割以上の50億5400万円となり、3カ月ぶりの増加となった。 (普天間伊織)