沖縄路線を発着する航空各社は19日、2024年のゴールデンウイーク(GW、4月27日~5月6日)の予約状況を発表した。全日空(ANA)、日本航空(JAL)、日本トランスオーシャン航空(JTA)、琉球エアーコミューター(RAC)の4社の合計で予約数は37万800人。前年度のGW旅客数と比較し7・1%増加した。新型コロナウイルスの感染収束で人流が活発化する動きが続き、入域観光客数の回復が見られた。4社合計の搭乗率は、19日の予約段階で提供座席数の64・2%となっている。
スカイマークの予約は那覇発着が前年比6・3%増の5万1847人、宮古(下地島)発着は6・7%増の8650人。同社の数値は那覇―宮古分で一部の重複があるとみられるが、4社と合計すると、43万人程度の往来が予想される。
全日空の予約率は座席数の66・3%。旅客数は前年と比較して14・4%の増加となった。担当者は「前半の3連休、後半の4連休とそれぞれで予約を頂いており、全体的に伸びている。今年のGWは、羽田―沖縄間の臨時便を2往復設定している」と説明した。
日本航空グループはJALの予約率が前年比6・2%減の68・0%、JTAが2・8%増の57・7%、RACが2・5%減の44・9%だった。JALとJTAは路線状況について「下りのピークは4月27日と5月3日。上りのピークは4月29日と5月6日となっている」と説明。RACは「下りは満遍なく予約が入っておりピークはない。上りは5月2日が他の日と比べて突出して高くなっている」という。
(島袋良太)
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