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将来の夢から探る小学生のトレンド 情報社会 それぞれの感性で<けいざい風水>


将来の夢から探る小学生のトレンド 情報社会 それぞれの感性で<けいざい風水>
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 皆さんは子どもの頃の将来の夢を覚えていますでしょうか。子どもの頃の夢は周りの環境やその時々のトレンドが反映する傾向にあると考えられます。

 宜野湾市立はごろも小学校では2023年度に創立10周年記念行事が行われ、その一環として発行された記念誌には、児童作品「ぼくの夢 わたしの夢」として子どもたちの将来の夢とすてきなイラストが掲載されています。今回、その気になる内容を分類集計してみました(著者個人の感覚による分類であるとともに、数が限られるため正確性や悉皆(しっかい)性を保証するものではありません)。

 小学1年生140人において1位となった夢は「アイスクリーム屋さん」、2位は「先生」、「保育士」、「ユーチューバー」、「サッカー選手」が挙げられました。ぴかぴかの1年生を取り巻く環境がうかがえるようで、とてもほほ笑ましい結果となりました。

 一方、小学6年生146人では、1位は「世界一周、日本一周、○○に行きたいなど」、2位は「美容関係(美容師など)」となりました。1位については職業ではないものの、将来の夢として沖縄を飛び越え広い世界を見てみたいという思いが感じられ、感心させられる結果となりました。現代の子どもたちは高度な情報社会の中で暮らしており、手軽に多くの情報を得ることができ、おのおのの感性でさまざまな情報をキャッチしています。今回、挙げられた「世界一周」といった夢もその影響かもしれません。皆さんもぜひ子どもたちに将来の夢を尋ねてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
與那覇 徹也 おきぎん経済研究所