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イオン琉球、過去最高益 人流回復や品ぞろえ拡充 「PB」も2桁増加率 2024年2月期


イオン琉球、過去最高益 人流回復や品ぞろえ拡充 「PB」も2桁増加率 2024年2月期 決算について発表するイオン琉球の鯉渕豊太郎社長=15日、那覇市内
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 イオン琉球(南風原町、鯉渕豊太郎社長)が15日発表した2024年2月期決算は、直営店の売上高やテナント収入を合わせた営業収益が前期比8・3%増の997億1100万円、営業利益が約2倍の13億9900万円で共に過去最高を更新した。

 賃上げによる人件費上昇やデジタル投資で経費がかさんだが、新型コロナウイルスの5類移行に伴う人流回復や品ぞろえの拡充で利益率が改善し、経常利益や純利益も増益だった。

 経常利益は約2倍の13億5600万円、純利益は約3・5倍の8億5千万円だった。

 ライン別の売上高は、規模の大きい食品や日用品関連の「住居余暇」、衣料のいずれも前期を上回った。ナショナルブランド(メーカー品)の値上がりも収益を押し上げた一方、価格の低いプライベートブランドの「トップバリュ」も価格据え置きなどを前面に打ち出して2桁の増加率となり、業績拡大を支えた。

 25年2月期の業績予想は、出店などを進め、営業収益が1037億4千万円と同社として初の1千億円超を見込む。営業利益は17億5千万円、経常利益は16億8400万円、純利益は8億8700万円といずれも増益を予想する。 

(當山幸都)