イオン琉球(南風原町)は15日、浦添市の沖縄都市モノレールてだこ浦西駅周辺で建設が進む「イオンスタイル浦西(仮称)」を今秋ごろオープンすると発表した。
近隣では大手家電量販店が4月に開店し、イオンスタイルの直営店のほか専門店15店舗ほどが立地を予定する。イオン琉球が浦添市で展開する初のGMS(総合スーパー)となる。
てだこ浦西駅に隣接する約2万8500平方メートルの敷地では、イオン琉球と住友商事が大型商業施設の開発を計画。だが新型コロナウイルス禍や地価高騰などの影響で、当初2022年春を予定した開業時期や事業規模が見直されていた。
今秋をめどにオープンするイオンスタイルの敷地面積は6180平方メートルで、施設規模は当初計画から縮小した。同じ計画敷地内では今年4月下旬に家電量販店の「ヤマダデンキテックランドてだこ浦西店」が先行して開業。イオンスタイルのほか飲食店など約15店舗が展開する予定だ。
モノレールやパークアンドライド駐車場のほか、周辺では沖縄自動車道のインターチェンジも完成予定となっている。
イオン琉球の担当者は「南にイオン那覇店と南風原店が、北に北谷店やライカム、具志川店がありそのちょうど中間に位置する。交通路の接点でもあり、これまでなかったエリアでのGMSになる」と説明した。
(當山幸都)