prime

コザ信金、最高益 3月期 純利益9億1800万円


コザ信金、最高益 3月期 純利益9億1800万円 コザ信用金庫(資料写真)
この記事を書いた人 Avatar photo 福田 修平

 コザ信用金庫(喜友名勇理事長)は7日、2024年3月期決算を発表した。売上高に当たる経常収益は、貸出金利息や役務取引等収益などの増加で、前期比3・9%増の44億8700万円となり、経常利益は同59・9%増の11億6300万円、純利益は同88・2%増の9億1800万円で、いずれも前期に続き最高益を更新した。増収増益は3期連続。

 コロナ禍が明け、経済活動が活発になっていることなどから貸出金が増え利息や手数料収入が伸びた。本業のもうけを示すコア業務純益も過去最高を記録し、前期比13・9%増の12億3400万円となった。

 経常費用は経費や国債等債券売却損などの減少で、同7・5%減の33億2300万円となった。

 預金は同0・4%減の2393億8800万円。貸出金は同1・4%増の1702億600万円となった。

 自己資本比率は同0・8ポイント上昇し9・13%となり、初めて9%を超えたという。

 25年3月期は44億9300万円の経常収益を見込む。経常利益は具志川支店の建て替えやシステム関連投資など費用増加により7億2600万円、純利益は5億400万円で減益を予想する。

 26日開催の臨時理事会では、常勤理事会長の金城馨氏が非常勤理事会長になり、代表権を解く人事を予定している。

 (福田修平)