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セルラー増収減益 4~6月期 端末販売収入が増加 沖縄


セルラー増収減益 4~6月期 端末販売収入が増加 沖縄 沖縄セルラー本社ビル(資料写真)
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 沖縄セルラー電話(宮倉康彰社長)が26日発表した2025年3月期第1四半期決算(24年4~6月期)は売上高に当たる営業収益が前年同期比7・1%増の198億1200万円、経常利益は同3・8%減の43億7300万円、純利益は同10・2%減の29億8700万円の増収減益だった。通信ARPU収入や端末販売収入が増加した一方で、auでんきの原価や営業関連費用の増加などが減益要因となった。

 スマートフォンなどの新規契約から解約数を差し引いたモバイル純増数は前年同期比600件増の3900件だった。学割などの販促期間の1カ月延長が後押しした。

 auでんきの契約件数は7万8300件で同30・7%増加した。一方、auでんきの原価や販売関連コストが増加したほか、端末下取りにかかる引当金も増加したことが費用を押し上げた。

 國吉博樹執行役員常務は「新規契約は好調に推移している。応援割りなどの期間を1カ月延長し、若年層を含めた新規契約は推進できた」と評価した。 

(当間詩朗)