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沖縄北斗に1億円融資 公庫 ブランド豚生産強化へ


沖縄北斗に1億円融資 公庫 ブランド豚生産強化へ 沖縄振興開発金融公庫
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 沖縄振興開発金融公庫(新垣尚之理事長)は8日、オリジナルブランド豚「パイとん」を生産する養豚業の沖縄北斗(東村、大城照政社長)に対し、農林漁業経営資本強化資金(資本性ローン)を適用し、1億円を融資したと発表した。

 沖縄北斗は融資を元にグループ会社から母豚を預かり、子豚を生産する受託繁殖事業を開始する。生産、販売頭数を増やすとともに新規販路開拓につなげる考え。

 公庫によると、沖縄北斗はアグー豚の生産を中心に繁殖から肥育までを一貫経営している。東村の特産品であるパイナップルを飼料にすることで、肉質の霜降りの割合が一般豚肉より多くなるという。

 脂肪の溶ける温度(脂肪融点)が一般豚肉に比べ低いため、口の中に入れると脂身がとろけ、甘みやうまみが感じられる特徴があるという。

 県内では、飼料費高騰や環境対策の負担などから高齢畜産農家の廃業が進んでいる。公庫は北部地域経済の活性化に貢献していることや雇用の受け皿として重要な役割を担っていることなどを評価し、融資を決めた。 (当間詩朗)