石垣市と県ハイヤー・タクシー協会八重山支部は16日から石垣版ライドシェアの運行を開始する。15日に市役所駐車場で、車両お披露目式を開き、中山義隆市長や同協会八重山支部の伊良皆高司(たかし)支部長ら関係者がテープカットで県内初のライドシェア運行を祝った。
ライドシェアは市内のタクシー会社7社が参加する。1社1台で、かびら観光交通から運行を始める。残り6社はドライバー確保などの準備が整い次第、順次稼働する予定だ。
金、土曜日のそれぞれ午後4~5時に始動し、翌日午前5~7時の時間帯に運行。運転免許所持歴2年以上で研修を受講した一般ドライバーが乗車する。
車両は各タクシー会社が所有し、遊休化している車両を充てる。料金は一般タクシーの1・13%増しで、原則キャッシュレス対応。当初はアプリでの予約を想定していたが、準備が整っておらず、当面は各タクシー会社への電話予約での対応となる。
かびら観光交通の社長も務める伊良皆支部長は式典で、「安全第一、お客さま第一の運行に取り組んでいく」と抱負を述べた。
(照屋大哲)
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