コストコ沖縄南城倉庫店は24日の開店直前には千人以上が並ぶなど、順調に滑り出した。会員登録者数は全国35店舗のうち上位に入る勢い。好調さを踏まえ、フードコートで販売するホットドッグは過去の店舗では達成したことがないというオープン当日1万本の販売を目標に据えた。急遽繰り上げて午前4時半となった開店時刻の早さからも、沖縄初進出の店舗への県民の関心の高さがうかがえる。
24日の開店に伴うセレモニーで、コストコホールセールジャパンのケン・テリオ日本支社長は「思いっきり存分に買い物を楽しんでほしい」と話した。従業員は300人だが、オープンから当面の混雑を想定して臨時増員している。
県内では、コストコで仕入れた商品を再販する店舗も増え始めた。宜野湾市にある再販専門店「シマコス」の長谷浩二店長は24日、スタッフらと総勢7人でデリカやベーカリーといった食料品、バスティッシュ(トイレットペーパー)などを購入した。この日の予算は「百数十万円」。シマコスは20日に開店しており、商品は小分けして販売する。長谷氏は「コストコを身近に感じてもらい、ワクワクしてもらいたい」と語った。
(當山幸都)