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世界三大豚の一つ「アグー」の認知拡大へ SNS発信、名護青年会議所がチーム発足 沖縄 


世界三大豚の一つ「アグー」の認知拡大へ SNS発信、名護青年会議所がチーム発足 沖縄  アグーの像の前で撮影するインフルエンサーのDELIVAさん(奥右)とようへいさん(同左)、やんばるナゴラブの渡具知豊さん(同中央)=1日、名護市港の市民会館前
この記事を書いた人 Avatar photo 玉寄 光太

 名護青年会議所(又吉大輔理事長)は1日、名護市で生産される琉球在来豚アグーの認知度向上を目指そうと「名護アグーブランディングプロモーションチーム」を発足させた。

 うま味が強く、世界三大豚の一つとして名高いアグーは、名護博物館や北部農林高校の尽力で1990年代に復活したが、アグー復活の地としての認知度の低さが課題だったという。アグーの産地として広く知ってもらう取り組みが必要だと考え、今回、ブランディングやプロモーションに取り組むチームの発足に至った。

 まずは、アグーの存在とおいしさを広めるため、SNSで情報発信を展開する。インフルエンサーのDELIVA(デリバ)さんとようへいさんがコラボし、アグーの生産現場や料理について紹介する動画を制作する。今後、動画配信サイト「ユーチューブ」や「ティックトック」で発信する予定だ。

 チームは、我那覇畜産やフレッシュミートがなは、又吉農園、山吉フード、やんばるナゴラブ、北部農林が参加する。

 2013年に「アグーの里」を宣言した名護市。名護博物館初代館長でアグー復活に取り組んだ島袋正敏さん(80)もチームの相談役に就いた。島袋さんは「名実ともに名護が『アグーの里』になるための大切な取り組みだ」と期待を寄せた。

 同会議所まちラブ委員会の我那覇愛委員長は「名護といえばアグーとなるようにプロモーションしていきたい」と意気込んだ。

 (玉寄光太)