コンサルやマッチング支援などの福山田(那覇市、閔(みん)祥(しゃん)凱(かい)社長)の電源装置「ファイダ大容量高出力電源」がこのほど、災害防止研究所が主催する防災グッズ大賞で、優秀賞を受賞した。閔社長は「大容量、高出力で、電気用品安全法(PSE)の認証も取得した電源装置は国内でも珍しい」と強調した。
開発のきっかけは2023年8月に襲来した大型台風。1月の能登地震なども受け、災害の多い日本では容量が大きく長時間使用可能な電源の備えが必要だと考え、約1年をかけて開発した。
同電源装置は、ノートパソコンや冷蔵庫、洗濯機などを同時に使用することが可能だ。小型タイプは1~2人で、大型タイプは約4人で2日ほど生活できる。現在は中国の工場で製造しているが、将来的には県内で工場を設立する意向だ。
小型は39万3800円、大型は65万5600円。問い合わせは電話098(969)2047。
(與那覇智早)