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馬刺し、やぎ刺しをDX化 ゴータスが具志冷凍を事業承継 IT活用し販売促進 沖縄 


馬刺し、やぎ刺しをDX化 ゴータスが具志冷凍を事業承継 IT活用し販売促進 沖縄  事業承継した具志冷凍食品の具志吉昭代表(左から2人目)とゴータスの荒川大晴取締役(同4人目)ら=1日、那覇商工会議所
この記事を書いた人 Avatar photo 島袋 良太

 デジタルサイネージ販売などを手掛けるゴータス(浦添市、五十嵐義典社長)は1日付で、馬刺しやヤギ刺しなどを扱う具志冷凍食品(那覇市高良)を吸収した。那覇商工会議所に拠点を置く県事業承継・引継ぎ支援センターが仲介。ゴータスが得意とするデジタル分野で発信力強化や発注システムの導入などで事業拡大を目指す。

 具志冷凍食品は1978年創業。事業自体は好調なものの、創業者の具志吉昭代表が高齢を理由に後継者を探していた中、M&Aによる事業承継を模索して支援センターに相談した。

 ゴータスは2年前にも県内の弁当店を吸収している。食品業界での相乗効果が期待でき、店の課題だったITの活用も図れることから選定に至った。事業承継に必要な資金はコザ信用金庫が融資した。

 1日からゴータスの社員が店舗責任者を務め、具志氏はアドバイザーとして勤務を続けている。1日に那覇市で記者会見した具志氏は「具志冷凍は伸びしろがある。体力に不安があったが安心した」と話した。ゴータスの荒川大晴取締役は「売り上げを倍増し、中北部への店舗開設も検討していきたい」と話した。 (島袋良太)