「第48回沖縄の産業まつり」が25~27日、那覇市の奥武山公園と県立武道館で開催される。実行委員会の古波津昇会長(県工業連合会長)らが17日、那覇市内での記者会見で概要を発表し、多くの来場を呼びかけた。昨年を上回る数の出展を予定している。
公園内では県商工会連合会による「ありんくりん市」で30市町村の商工会が94ブースで特産品を販売。赤瓦を模したテントが目印の県中小企業団体中央会によるブースでは、組合員企業6社(9店舗)が新商品を含む物品を取り扱う。県酒造組合は22社が出店し、限定の琉球泡盛やさまざまな企画を打ち出す。
県の優良県産品の表彰・展示もあり、沖縄銀行の地域総合商社みらいおきなわが各商品の展示ブースを昨年に続き設置。キャッシュレス決済にも対応する。県立武道館アリーナ棟ではかりゆりウエア展示やカラー診断などの催しがある。県物産公社は県外からバイヤーを招き、企業間取引を支援する。
昨年の産業まつりはコロナ禍を経て4年ぶりの制限なしの開催となり、31万人余が来場した。古波津会長は「見どころ満載で、県産品を広く知ってもらいご愛顧いただきたい」と呼びかけた。開催直前まで出展を受け付けるという。
(當山幸都)