県酒造組合(佐久本学会長)は「泡盛の日」の1日、「琉球泡盛の夕べ」を那覇市の沖縄ハーバービューホテルで開いた。招待客約250人らが参加し、テビチなどの沖縄料理や談笑、沖縄が誇る泡盛文化を楽しんだ。同日に鑑評会の表彰式もあり、受賞した古酒をはじめ、県内酒造所の銘酒が並んだ。
泡盛の普及などに尽力した人をたたえる今年の「琉球泡盛賞」は、東京農業大名誉教授の小泉武夫氏に贈った。小泉氏はビデオメッセージを寄せ「世界的に蒸留酒の嗜好(しこう)が増えている。これからも皆さんと泡盛の素晴らしさを世界に発信していきたい」と述べた。
主催者を代表して、佐久本会長は「琉球泡盛を含むわが国の伝統的酒造りが、ユネスコ無形文化財に登録されると伺っている。国内はもとより海外にも戦略的に発信し、世界四大スピリッツの一角に加わることを目指す」と意気込みを述べた。
(島袋良太)