【東京】宜野湾市出身のカズタがリーダーを務める男性アイドルグループ「n.ssign(エンサイン)」が東京都江東区の有明アリーナのステージに立った。1万5千人収容のアリーナで、29日発売の日本デビュー曲「NEW STAR(ニュー・スター)」を初披露。約3時間にわたり、映像を交えた圧巻の歌とダンスのパフォーマンスで観客を魅了した。
エンサインにとって初めてとなるアリーナ公演は、11~12日の計2日間行われた。12日を取材した。
新曲「ニュー・スター」のほか「WooWoo」などのオリジナルを含む27曲を披露した。
スクリーンに大写しになった迫力の映像とともに、宇宙ステーションからカズタらメンバーがステージに降り立ったり、浮上する舞台で激しいアクションとダンスを展開するなど、多種多様な演出を織り交ぜてステージを盛り上げた。
曲間のMCでマイクを握ったカズタは、大舞台にたどり着くまでの心境を「不安だった」と率直に明かし、涙を見せた。
「コスモ」の愛称で呼ぶファンには「大きな川を渡るには多くの小さな川を渡る必要があることを教えてくれた」と述べ、客席から晴れ舞台を見守った両親には「普段は言わないけど愛してるよ」と、それぞれに感謝の気持ちを伝えた。
12月25日のクリスマスに日本公式ファンクラブを発足させることもサプライズ発表。「記念日がどんどん増えていく」とメンバー、ファンと喜びを分かち合い、「韓国に帰ってもコスモの力を借りて頑張りたい」とさらなる飛躍を誓った。
(安里洋輔)
【日本デビューに伴い、今後、カタカナで表記する際は「エンサイン」と表記します】