「ハイサイ探偵団」初の公式ファンブック発売 メンバーや沖縄のグルメなど紹介 「観光本としても手に取って」


「ハイサイ探偵団」初の公式ファンブック発売 メンバーや沖縄のグルメなど紹介 「観光本としても手に取って」 ファンブックをPRする「ハイサイ探偵団」のよったけさん(左)とひっちゃんさん=11月17日、うるま市
この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子

 チャンネル登録者数123万人の人気ユーチューバー「ハイサイ探偵団」がこのほど、初めての公式ファンブック&沖縄ガイドブックの「ハイサイ!」(KADOKAWA)を出版した。全メンバーの写真とプロフィルのほか、動画撮影時のエピソードや沖縄グルメの紹介などを収録している。メンバーのよったけさん(39)は「沖縄の観光本としても手に取ってほしい」と呼びかけた。

 ハイサイ探偵団は、地元が近くて学生の頃から仲の良いメンバーを中心に2012年に結成した。現在は動画出演者8人と、動画編集担当者8人のチームで構成されている。

 21年に発売された「サバイバル図鑑」(KADOKAWA)は国内のみならず韓国や中国でも販売されるなど大ヒットした。昨年が結成10年だったこともあり、再度出版の声がかかった。当初はリーダーのひっちゃんさん(39)の自伝を出すという話だったが「メンバー全員を紹介しよう」とファンブックの企画に至った。メンバー一人一人の写真は、ひっちゃんさんの妹・ナカンダカリマリさんが撮影したもの。よったけさんは「恥ずかしかったけど、みんなで集まって学生の時のようだった」と撮影時を振り返った。

『ハイサイ探偵団オフィシャルファンブック&沖縄ローカルガイドブック ハイサイ!』(KADOKAWA・1600円)

 思い出づくりで撮った動画をきっかけに、配信も始めて11年。メンバーが持つ技術を生かしたDIYや無人島でのサバイバル、釣りの動画が人気だ。池の掃除をする動画の再生回数は1650万回を超える。ひっちゃんさんは「ここまで大きくなるとは思わなかった。沖縄を盛り上げるために頑張りたい」と意気込む。よったけさんは「撮影のおかげで沖縄を隅々まで知っている。これを生かして沖縄をもっと県外に売り込みたい」と、観光コンテンツとしての展開も見据えた。

 ファンブックは県内の書店で販売中。「普段動画を見てる人たちに改めて見てほしい」とひっちゃんさん。よったけさんは「ハイサイ探偵団を知らない人も、面白い人たちがいると知るきっかけになれば」と話した。

(田吹遥子)