花も涙も…世界の人の心に歌を 喜納昌吉さん、夏川りみさんに宮良長包賞贈呈 「沖縄音楽から世界を見ている」


花も涙も…世界の人の心に歌を 喜納昌吉さん、夏川りみさんに宮良長包賞贈呈 「沖縄音楽から世界を見ている」 宮良長包音楽賞を受賞した喜納昌吉さん(右)と特別賞を受賞した夏川りみさん =27日、琉球新報ホール(喜瀨守昭撮影)
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 第20回宮良長包音楽賞(琉球新報社主催)の贈呈式が27日夜、那覇市の琉球新報ホールで開かれた。

 宮良長包音楽賞を受賞した音楽家・喜納昌吉さん(75)=沖縄市出身=と特別賞の歌手・夏川りみさん(50)=石垣市=に表彰状と記念品が贈られた。副賞として、中山義隆石垣市長からミンサー織のタペストリーが贈られた。

 選考委員長の森山政和さんは「沖縄音楽を全国・世界へと発信、発展させたことに敬意を表する」と述べた。

 喜納さんは「宮良長包先生の賞をいただけることに、何か自分の運命のようなものを感じている。ずっと沖縄音楽から世界を見ているという思いがあった。感謝したい」と語った。

 夏川さんは「とても光栄に思う。沖縄の音楽はどこに行ってもすごく愛されていると感じる」と話した。

 (田中芳)