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「あいをたてる」本部町の魅力も伝える 第16回沖縄国際映画祭


「あいをたてる」本部町の魅力も伝える 第16回沖縄国際映画祭 「あいをたてる」の舞台あいさつに登壇した(右から)平一紘監督、岩田勇人、主演の松田るか、山内和将、ハイビスカスパーティーのちあき=21日
この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子

 「あいをたてる」の上映が21日、那覇市の那覇文化芸術劇場なはーとであった。本部町に代々伝わる藍染めをテーマに、地域の魅力を伝えた。

 藍染め工房で働くチカ(松田るか)は婚活アプリでユウト(山内和将)と出会う。ユウトはチカに気に入られるために工房に弟子入りするが、ユウトにはある秘密があった。愛が始まるまでのみずみずしい演技と、本部町の美しい自然を画面いっぱいに届けた。

 松田は「本部町で藍染めが代々伝わったからこそ撮れた映画。染め物、海、空、それぞれの青がとてもすてき」と見どころを語った。藍色を抽出する「藍建て」の工程を体験した山内は「結構ハードだった」と振り返った。平一紘監督は「沖縄にはいい映画が撮れる種がたくさんある。今回も『藍建て』という言葉を初めて知り、愛情が始まるまでを描いた」と語った。

 (田吹遥子)