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「デジタルで甦る8ミリの沖縄」今重ね会場と語り合う 第16回沖縄国際映画祭


「デジタルで甦る8ミリの沖縄」今重ね会場と語り合う 第16回沖縄国際映画祭 「デジタルで甦る8ミリの沖縄」の上映会に登壇した(右から)真喜屋力、當間早志、板尾創路、司会の空馬良樹=20日
この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子

 「デジタルで甦(よみがえ)る8ミリの沖縄」の上映が20日、那覇市の那覇文化芸術劇場なはーとであった。一般の人たちが撮影した家庭用の8ミリフィルムの映像を近年の沖縄の風景と重ね、会場も共に語り合った。

 冒頭はなはーと建設前にあった久茂地小学校の校舎の移り変わりや、沖縄少年会館のプラネタリウムの球体が変わらずに写り続ける様子を紹介した。前回の開催時に紹介した、開南のパチンコ店の映像に写っていた男性が俳優の津嘉山正種だったと伝えると、会場からは驚きの声が上がった。

 この上映企画は、近年の映画祭では恒例だった。當間早志は「映画祭は今年で最後になるが、イベントは独自で続けたい」と語った。スペシャルゲストとして参加した板尾創路は「親戚で集まって写真を見てるような緩い感じで楽しかった。ぜひ続けてほしい」とエールを送った。

 (田吹遥子)