香港で昨年末から、沖縄県産シークヮーサーの需要が爆発的に伸びている。シークヮーサー果汁を香港に供給する478COMPANY(豊見城市)は、2020年の輸出量が前年の20倍に増えた。
シークヮーサーに含まれるノビレチン成分の機能性を紹介した日本のテレビ番組が、2020年11月に現地で放映されたことで、シークヮーサーが脚光を浴びているという。
新垣通商(那覇市)でも、放映直後に販売が10~20倍に。現地法人である新垣通商香港の新垣美佳代表は、「シークヮーサーが『スーパーフード』という認識になっている」と説明する。
トレンドの変化が激しい香港では、通常約1カ月半でブームは落ち着くが、継続的な販促によって売れ行きは今なお好調という。1月には百貨店「SOGO香港」で、シークヮーサー商品を定番として陳列できる契約に至った。
(石井恵理菜)
【関連ニュース】
▼香港で「爆売れ」沖縄県産シークヮーサー ブームを支えているのは?
▼シークヮーサー由来成分の「認知機能改善効果」→「効果可能性」に修正
▼豪州発「シークヮーサー入りハードセルツァー」で乾杯!4月にも沖縄「逆輸入」