米軍ヘリ津堅不時着事故を巡り、米軍は4日午後現在、積極的に利用するSNSで自主的な投稿はない。これまで米兵のボランティア活動や軍事訓練を前面に発信していたが、米軍関係の事故や事件に関する投稿はほぼゼロ。今回の事故後の投稿でも一切触れていない。コメント欄への「ヘリ不時着の説明お願いします!!」との投稿に反応しただけだった。
【深掘り】米軍ヘリ津堅島不時着 夜間規則違反が常態化 連絡体制も機能せず
在沖海兵隊などの活動やイベントを紹介する「在日米海兵隊太平洋基地」のフェイスブック公式ページは連日、訓練や地域交流、ボランティア活動の様子を紹介している。
5月5日には事故機と同型のUH1Yヘリが機体に備え付けたマシンガンを連射する動画を投稿。この投稿にコメントは付いてないが、他の訓練の投稿は効果音や字幕を付けるなど、手の込んだ作りで「かっこいい」などと賛美するコメントもある。5月17日に米軍関係者が海岸を清掃した投稿には「お疲れ様です」とのコメントがあり、米海兵隊太平洋基地は「ありがとうございます」と応じている。
一方、投稿に対する反応は米軍基地の存在に否定的な内容が多く、それに対して米海兵隊太平洋基地の反応は見られない。同ページは2012年ごろから投稿があるが、沖縄の民間地域への影響が懸念される事故や事件の投稿はほぼない。
今回の事故後の3日も投稿しているが、事故に対する投稿は一切ない。コメント欄には説明を求める投稿が書き込まれており、それに対しては「予防着陸と聞いていますが、第1海兵航空団に問い合わせたほうが、正確だと思われます」と返信していた。