市民から苦情が殺到したのに…騒音発生させた外来戦闘機を司令官交代式で展示 普天間飛行場


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 【宜野湾】米軍普天間飛行場などで航空機を運用する在沖米海兵隊第1海兵航空団の司令官交代式が11日午前、宜野湾市の同飛行場であった。式中は常駐機のほか、岩国基地(山口県)所属の外来機が展示用に並べられた。外来の戦闘機は10、11の両日に離着陸して110デシベル超の騒音を各地で発生させ、市民から苦情が市に殺到した。

 同団によると、司令官はクリストファー・マクフィリップス准将から、ブライアン・W・キャバノー准将に交代した。

 式ではF35B最新鋭ステルス戦闘機やFA18ホーネット戦闘攻撃機のほか、KC130空中給油機といった外来機が展示された。KCは11日夜、飛行場でタッチ・アンド・ゴー訓練を繰り返したとみられる。

 琉球新報は、市が外来機飛来に反対していることへの見解を同団に質問したが、回答はない。

 

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