沖縄県、広域接種第3会場の開設延期 国のワクチン供給不足で


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 沖縄県が15日に那覇市若狭の那覇クルーズターミナルで開設を予定していた新型コロナウイルスの広域ワクチン接種センターについて、県の糸数公医療技監は14日、国からのワクチン供給が不足しているとして、開設を延期すると明らかにした。糸数技監は「来週以降、早い時期に開設できるよう調整している」と述べた。

 当初、モデルナ製のワクチンを使用する予定だったが供給不足で使用を断念。現在は、市町村に配布されるファイザー社製の使用を予定してる。ファイザー社製ワクチンは7月以降、国から自治体への供給量が減少しているが、糸数技監は「市町村分のワクチンを同センターに分けてもらえないか、自治体と最終調整している」と述べた。

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