高校野球の第103回全国選手権沖縄大会は17日、沖縄セルラースタジアム那覇で準決勝2試合を行う。第1試合(午前10時開始予定)は39年ぶりに4強入りした知念と、10年ぶりに準決勝に進んだ中部商が激突する。続く第2試合(午後0時30分開始予定)は、33年ぶりの4強入りを果たした豊見城と2大会連続で準決勝に進出した沖縄尚学がぶつかる。各校の戦力や見どころを紹介する。決勝は18日午後1時から、同スタジアムで行われる。
◆堅守の中部商、初の頂点目指す知念
初の選手権沖縄大会優勝を狙う知念と17年ぶりの頂を目指す中部商の一戦。打撃成績が似通っており、接戦が予想される。双方とも粘りの打線は、最後の一球までしぶとく食らいついてきた。打の成績がほぼ互角な一方、守備では中部商の失策1が光る。決勝進出を見据え、両チームともエースの起用法がその鍵となりそうだ。野手陣は落ち着いたプレーで勝機を引き寄せ、打撃で一気に仕掛けたい。
◆豊見城エース垣花、沖尚抑えるか
豊見城は、エース・垣花琉陽の出来が勝敗の鍵を握る。ここまで全試合で登板し、防御率1・40で安定している。一方、1週間500球の球数制限もあり、継投のタイミングもポイントに。失点を抑えて打線の援護に期待したい。2年ぶりの頂点をうかがう沖縄尚学は、エース左腕の當山渚や急成長株の美里大雅と層が厚い。四死球など無駄な出塁を抑え、勢い付く豊見城を封じたい。
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