知念、鍵握る1・2番コンビ エースは強心臓<高校野球2021>


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長打力を武器に打率4割5分5厘を誇る知念の嘉数歩

 <攻撃力>長打力が自慢の國吉翔太、嘉数歩の1・2番コンビの出塁が勝敗の鍵を握る。両者とも打率は4割超。3回戦まで、長打で出て確実に生還する得点パターンを確立している。三振が1試合平均5・25と多いが、積極的に振る打線はどこからでもつなげられる。春の九州王者・具志川商との準々決勝は、九回2死から與那覇幸輝がサヨナラ打を放った。終盤の粘り強さには目を見張るものがあり、最後まで集中した一打で勝ち抜きたい。

 <守備力>エースの銘苅望空斗(みくと)が防御率1・74と安定した投球をみせる。走者を背負ったフルカウントの場面でも、140キロ超の直球で勝負を選択することもある強心臓の持ち主。守っては1試合平均の失策が1・25と4強の中でやや高い。準決勝以降、緊迫した場面が増えることが予想されるため、野手陣は落ち着いたプレーで乗り切りたい。

 <対戦成績>
1回戦  9-2 北谷(七回コールド)
2回戦  11-2 西原(七回コールド)
3回戦  6-2 前原
準々決勝 5-4 具志川商

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