豊見城、しぶとさ身上 エースの球数制限気がかり<高校野球2021>


この記事を書いた人 Avatar photo 嶋野 雅明
141キロの力強い直球を武器にチームをけん引する豊見城の垣花琉陽

 <攻撃力>チーム打率は2割8分4厘で、4校の中では唯一の2割台だが、犠打や単打で着実につなぎ、少ない好機を得点につなげるしぶとさがある。中軸の山城瑠唯が4割2分9厘を誇り、このほか、友利吉汰や安室涼ら3割超の選手が上位にひしめいている。2回戦以降はシーソーゲームの緊迫した展開を勝ち抜いてきた。ビッグイニングをつくれば、一気に勝機を引き寄せそうだ。

 <守備力>絶対的エース・垣花琉陽(りゅうひ)が抜群の制球力を誇り、沖縄水産やウェルネス沖縄、興南と強豪を破ってきた。4種の変化球と最速145キロの直球を操る。打たせて取る投球が持ち味で1試合当たりの投球数は約120球と多い印象。決勝に進んだ場合、1週間500球の球数制限にかかる可能性がある。垣花の起用法が一つのポイントになりそうだ。

 <対戦成績>
1回戦  9-1 中部農林(七回コールド)
2回戦  6-4 ウェルネス沖縄
3回戦  4-0 沖縄水産
準々決勝 5-3 興南

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