切れ味抜群のスライダーは、準決勝にきても衰えを知らない。沖縄尚学の技巧派左腕の當山渚は初回に二塁打を許したが、その後は安定した投球で与四球1、被安打4、7奪三振の完封勝利。準決勝を終えて3試合に登板し、ここまで防御率0と輝きを増す。ただ「結果として無失点だったが、まだ課題はある」と内容には満足していない。
課題は明確だ。初回に放たれた長打を悔やみ「立ち上がりの硬さが原因」と冷静に振り返る。打者に考える隙を与えない、テンポ良い投球が持ち味の一方で「2死を取ってからは、気の緩みから投げ急いでしまう」と、四回2死から二連打を浴びた場面を反省する。
「攻撃へ良い流れをつくるのがエースの仕事」。背番号1の重責を背負い、その左腕に磨きを掛ける。
高校野球の結果詳報はhttp://k.ryukyushimpo.jp/(スマートフォン専用サイト)トップページの上から2番目にあるリンクから見ることができる。
【関連記事】