【速報】沖縄尚学が甲子園一番乗り 2年ぶり10度目V 中部商に5-2<高校野球2021>


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高校野球沖縄大会決勝で三回途中から登板した沖縄尚学のエース當山渚=18日、沖縄セルラースタジアム那覇

 高校野球の第103回全国選手権沖縄大会最終日は18日、沖縄セルラースタジアム那覇で決勝を行い、第3シードの沖縄尚学が中部商を5-2で下し、2年ぶり10回目の優勝を飾った。阪神甲子園球場で開かれる全国選手権大会(8月9日~25日)に沖縄代表として9回目の出場となる。

 沖尚は先発の美里大雅が2点を失い、三回途中からエース當山渚がマウンドへ。

 0―2の四回、6番大城稜雅の右前打などで2死二、三塁の好機を築き、8番前盛魁来の2点適時打で同点に追い付いた。続く五回には2死二塁から仲宗根皐の適時打で3―2と勝ち越しに成功。

 その後は両者とも好守をみせ無得点が続いたが、九回に沖尚は先頭の5番長濱諒が三塁打を放ち、暴投で生還して1点を追加。さらに2死二塁から當山渚の適時二塁打で5―2とリードを広げた。

 エース當山は四回以降、相手打線を2安打に抑えて三塁を踏ませずバックも堅守でもり立てた。

 中部商は三回までに2点のリードを奪い、先発したエース米須武瑠も緩急を生かした投球で粘ったが及ばなかった。

 昨年の沖縄大会は新型コロナウイルスの影響で中止され、代替として県独自の大会が開かれた。夏の甲子園を懸けて2年ぶり開催となった今年も、緊急事態宣言下で開幕日が2度延期され、7月3~18日の短期決戦で行われた。

中部商業を5-2で下し、甲子園への切符を手に入れた沖縄尚学。校歌斉唱後ベンチへ駆け出すナインたち=18日午後、沖縄セルラースタジアム那覇

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