台風6号 宮古島、久米島、慶良間・粟国で暴風警報続く 停電4640戸(7月24日午前8時)


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強風で傾いた道路標識で通行止めになっている県道83号=24日午前8時40分ごろ、宮古島市平良

 気象庁によると、大型で強い台風6号は24日午前8時現在、宮古島の北北西約190キロを1時間に約15キロの速さで北へ進んでいる。宮古島から少しずつ離れているが暴風警報は継続しており、久米島と慶良間・粟国諸島にも暴風警報が発令されている。

 午前8時現在、台風6号の中心気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートルで、中心から東側200キロと西側130キロ以内は風速25メートル以上の暴風域、中心から半径600キロ以内は風速15メートル以上の強風域となっている。

 久米島空港では24日午前6時42分に34・5メートル、渡嘉敷村渡嘉敷では同5時2分に32・3メートルの最大瞬間風速を観測した。

 沖縄電力によると、台風の影響で24日午前8時現在、宮古地方約3800戸、八重山地方約410戸、本島北部約270戸、久米島・慶良間地方約170戸の計4640戸が停電している。

 24日に予想される最大瞬間風速は先島諸島で35メートル、沖縄本島地方で35メートル。波の高さは先島諸島で9メートル、沖縄本島地方で10メートルで、いずれもうねりを伴う。

 先島諸島と沖縄本島地方で24日は多い所で1時間に30ミリの激しい雨が降る見込み。

 沖縄気象台は引き続き暴風や高潮、高波や土砂災害への警戒を呼び掛けている。

強風で折れた街路樹=24日午前8時15分、宮古島市平良

 

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