沖縄県内コロナ新たに367人感染 病床占有率80%超続く(9月6日朝)


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 県は5日、10歳未満から90代までの367人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。11日連続で前週の同じ曜日を下回った。ただ、依然として病床占有率は80%を超えている。5日も入院調整に難航する状況が続いているという。

 入院中の患者は689人で、うち重症者26人、中等症者554人となっている。県の糸数公医療技監は「重症者数が減ってきているのは良い兆しだが、全体の入院者数の減少に向かうほどではない」と述べた。入院患者数が減少に向かうのは、新規感染者数の減少が始まってから1週間~10日程度かかるとの見通しを示した。

 5日の新規感染者のうち、推定感染経路が判明したのは186人。内訳は家庭内が最多で133人、職場内16人、友人・知人14人、施設内11人など。

 新規感染者の年代別内訳は、20代と30代が最多で各65人、次いで10歳未満が56人、10代が55人、40代と50代が各42人など。

 県は、10代や10歳未満の子どもの感染拡大を抑えるため、学校PCR検査事業を保育所などでも行う準備を進めているという。

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