玉城知事、コロナ待機・宿泊施設を視察「負担取り除く努力したい」 陸自は撤収


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 玉城デニー知事は5日、県が運用する、入院が必要な新型コロナウイルス患者を一時的に受け入れる入院待機施設2カ所と、宿泊療養施設3カ所を視察した。視察終了後、記者団の取材に応じ、現場からは看護師などの人手不足が続いているとの声があったとし、潜在看護師の活用や、観光業界と連携した人材確保を引き続き進める考えを示した。

 軽症者が療養する宿泊療養施設では、母親と幼い子どもの3~4人家族が感染した場合の対応について、看護師らから話を聞いたという。感染した幼い子どもがいる親の状況について、玉城知事は「精神的負担もあると思う。負担を取り除くための工夫を、現場から意見を聞いて県庁でも努力したい」と述べた。

 玉城知事からの災害派遣要請を受け、県の入院待機施設で活動してきた陸上自衛隊第15旅団は5日、撤収要請を受け、予定通り活動を終了した。玉城知事は「入院待機施設での人員体制が整った」と説明した。

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