台風14号、13日に沖縄最接近 気象台は80m暴風「15年21号に類似」(9月10日午後)


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気象庁が発表した10日午後3時現在の台風14号の進路予想図

 気象庁によると10日午後3時、猛烈な台風14号はフィリピンの東海上にあり、1時間に約15キロの速さで北西に向かっている。中心気圧は925ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55キロ、最大瞬間風速は75キロで中心から半径85キロ以内で風速25メートル以上の暴風域、中心の東側280キロ以内と西側165キロ以内で風速15メートル以上の強風域となっている。今後進路を次第に北西に変え、12日から13日は先島諸島にかなり接近する見込みだ。最接近は先島諸島で13日午前、沖縄本島地方で13日午後の見込み。台風の東側には発達した雲があり、進路によっては先島諸島に影響するおそれがある。

 台風の接近により、八重山地方では12日午後から強風が吹き、13日にかけて猛烈な風が吹く見込みで、予想される最大風速は30~40メートル、最大瞬間風速は40~60メートルとなっている。気象台は2015年に発生した台風21号を類似する台風に挙げている。この台風は、与那国島で瞬間最大風速81.1メートルを観測し、電柱約40本が折れ、住宅のトタン屋根がめくれるなどの被害があった。

 12日の先島諸島は猛烈なしけとなり、沖縄本島地方はしける見込み。宮古島地方は台風の進路によっては11日にしける見込みだ。10日に予想される波の高さは八重山地方と宮古島地方でで2・5メートル、沖縄本島地方で2メートルとなっている。

 12日の先島諸島は、台風周辺の発達した雨雲がかかり、大雨となる所がある見込み。気象台は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼び掛けている。


 

 

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