猫の保護に尽力、小さな親切表彰 沖縄市諸見里の知念さん、日向さん


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保護した目が見えない猫の「もも」と表彰を喜ぶ諸見里自治会の知念花代子会長(左)と推薦者の仲村正樹さん=8月25日、沖縄市の諸見里公民館(仲村さん提供)

 【沖縄】公益財団法人「小さな親切」運動本部(東京都、鈴木恒夫代表)は沖縄市諸見里自治会会長の知念花代子さんと書記の日向孝子さんに、「小さな親切」実行章を贈った。推薦者の仲村正樹さんが8月25日に諸見里公民館を訪れ、2人に実行章の賞状を手渡した。

 知念さんと日向さんは、数年前から捨て猫や野良猫、交通事故にあった猫などの保護に尽力している。主に小学生が公民館に持ち込んだ子猫などを保護している。約2年前には、生後約2カ月とみられる目が見えない野良猫を小学生から預かり保護した。「もも」と名付けて現在も同公民館で育てている。

 約半年前には、公民館の駐車場に捨てられていた猫を保護した。袋が置かれており、中をあけると氷水の中に子猫が4匹。体を温めてミルクを飲ませたが2匹は数日後に息絶えた。2匹は順調に成長し、育ててもらえる飼い主に託したという。

 受章は2人の活動を身近で見ていた諸見里老人クラブの當山安博会長が、新聞で「小さな親切」実行章の存在を知り、仲村さんに推薦を依頼し選ばれた。

 知念さんは「野良猫を増やさないための避妊・去勢手術にも取り組み、できる限り保護活動を続けていきたい」と話した。
 (中川廣江通信員)


 

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