沖縄県内コロナ新規284人 若い世代で感染多く(9月15日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は14日、10歳未満から90歳以上の計284人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。先週火曜日の383人から99人減少しており、20日連続で前週の同じ曜日を下回った。年代別では20代が最多の56人、10代が46人、10歳未満が45人と若い世代が多いため、県感染症対策課の嘉数広樹課長は「12歳以上の若年者はワクチン接種を積極的に検討していただきたい」と呼び掛けた。

 療養者は5008人で、入院患者は515人(重症14人、中等症410人)。入院患者の減少とともに、県内の新型コロナ病床も13日の743床から、50床減って693床となっている。県立北部病院や那覇市立病院は13日から外来診療を再開しており、県内の医療機関で行われてきた一般診療の制限は緩和し始めている。

 直近1週間の新規感染者は2017人。県は1日の新規感染者数(7日間移動平均)が200人程度になれば、経済活動の段階的な規制緩和を検討している。14日は288人で、300人台を割り込んだ。嘉数課長は「今後の見通しにもよるが、大規模集客施設の土日休業要請の解除なども検討している」と述べた。

 在沖米軍の感染者は5人で、内訳はキャンプ・フォスター3人、ハンセン、嘉手納基地が各1人だった。

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