1人からの感染0.57 「実効再生産数」減少続く 沖縄県疫学解析委


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 新型コロナウイルスに関する沖縄県疫学統計・解析委員会は14日、1人の感染者が何人に感染させるかを示す「実効再生産数」について、沖縄本島の先週(6~12日)の値が0・57だったと発表した。先々週は0・73(確定値)で、減少が続いている。

 先週は全ての保健所管区ごとの陽性者数が減った一方で、中部保健所管内では716人のうち未成年が38%を占め、園児・児童の割合も高いとして、園内や学校内で「集団感染が発生しやすい状態にある」と分析した。懸念された学校再開の影響は「限定的」としつつ、部活動やスポーツイベント再開には流行状況を見極めた慎重な判断が必要だと指摘している。

 同委員会は今週(13~19日)の新規陽性者数を1200~1500人、週末までの入院患者数を400~500人、気管挿管などが必要な重症者数は10~20人へとそれぞれ減少すると推定した。

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