
【東京】河野太郎沖縄担当相は4日、退任会見を開き、新たな沖縄振興策の策定に関わった点を踏まえ、「沖縄の発展のために子供の貧困の問題、あるいは教育、人材育成が改めて重要だという考えを示すことができた」と振り返った。
一方で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大臣就任以降の県訪問が2回に留まった点について、「すべての市町村、離島に行くという意気込みだった」とくやんだ。
2021年度末に期限を迎える沖縄振興特別措置法に替わる新たな法整備を前にしての退任となった点も踏まえ、「県産品のブランディングや、子どもの貧困などもう少し突っ込んでやりたかった」と述べた。
成果として、新たな沖縄振興の基本方向の取りまとめや現行の振興策の検証を挙げた。次期大臣に県出身の西銘恒三郎氏が選任された点に触れ、「後任の方は沖縄のことにくわしい。そこは心配していない」と期待を寄せた。
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