沖縄コロナ9人感染、半年ぶりの1桁 6人死亡(10月5日朝)


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新型コロナウイルスの変異株の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 沖縄県は4日、新型コロナウイルス患者6人の死亡と、20代から60代までの9人の感染を新たに確認した。感染者数が1桁となるのは3月8日(7人)以来、約半年ぶり。1週間の人口10万人当たりの感染者数は23・1人、4日の10万人当たりの入院者数は8・28人で、県が今月1日以降も継続している独自の制限措置の解除目安を初めて下回った。

 亡くなったのはうるま市の70代男性と90代女性、宜野湾市の60代男性、北部保健所管内の80代女性、那覇市の90代男性、中部保健所管内の90代男性の6人。
  
 月曜発表の感染者数は医療機関が休診する週末を挟むため少なくなる傾向があるが、4日は前週9月27日の40人から31人減少した。

 県は緊急事態宣言が明けた今月1日以降も、飲食店への営業時短の協力要請など独自の制限措置を続けており、その解除の目安として(1)1週間合計の感染者数が10万人当たり25人未満を維持(2)10万人当たりの入院者数が10人未満を維持―の二つを掲げている。

 18日に感染状況を検証し、解除できるかどうかを判断する。


 

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