<衆院選序盤情勢>沖縄3区 補選から差縮まる オール沖縄と自公対決鮮明


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 3区は2019年の補選で勝利した立民前職の屋良朝博と、雪辱を期す自民新人の島尻安伊子が競っている。補選で両者の間に生じた得票率の差ほどの広がりはない。回答者の2割が投票先を決めておらず、無党派層の動向と併せて鍵を握ることになりそうだ。

 支持政党別でみると、「オール沖縄」勢力と自民公明との対決構図が鮮明だ。屋良は立民支持層の約8割、共産支持層の9割弱を固めている。島尻は自民支持層の8割強に浸透しているほか、公明支持層の8割弱にも食い込んでいる。

 年代別では屋良が高齢層、島尻が若年層の支持を得ている傾向が浮かび上がる。屋良は60代、70代以上の5割強の支持を固めている。一方の島尻は30代の6割強、40代、50代の4割前後の支持を得ている。

 男女別では屋良、島尻ともに男性の4割程度に支持を広げて拮抗(きっこう)している。女性については屋良が5割に迫る支持を得ているが、島尻は3割弱と伸び悩んでいる。

 


 

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▼衆院選の序盤情勢は

1区:赤嶺氏、支持層固める 国場氏若者浸透、下地氏やや出遅れ

2区:新垣氏、無党派に浸透 宮崎氏、支持年代広く

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