<衆院選序盤情勢>沖縄1区 赤嶺氏、支持層固める 国場氏若者浸透、下地氏やや出遅れ


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 1区は共産前職の赤嶺政賢がやや先行し、自民前職の国場幸之助が追う展開だ。正式な出馬表明が遅れた無所属前職の下地幹郎は出遅れている。無党派層の3割が投票先を決めておらず、浮動票の獲得が鍵となる。前職3氏による保守分裂の三つどもえの構図の中で、保守・中道層を中心にした票の切り崩しを展開しており、各陣営の綱引きが今後の情勢を左右しそうだ。

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 赤嶺は共産支持層の9割を固め、立民支持層の8割の支持も受ける。社民支持層の7割からの支持も得ている。無党派層の支持も高い。固定電話での回答者での支持が高かった。年代別では50代以上で強さを見せる。

 国場は自民支持層の7割弱を固めたほか、推薦を受ける公明支持層の7割超の支持をまとめる。SMSでの回答者で多くの支持を得ている。年代別では40代以下の支持が高く、若年層への浸透が広がる。性別では女性の支持が伸び悩む。

 下地は自民支持層の2割の支持を得ており、維新や国民民主支持層の4割も固めた。無党派層への浸透は限定的だ。年代別では、40~60代で比較的支持を得ている。回答方法別や性別での支持傾向には目立った違いはない。


 

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