来春の選抜高校野球大会出場の選考資料となる秋季九州大会(第149回九州地区大会)が6日、鹿児島県の平和リース球場(鹿児島県立鴨池野球場)を主会場に開幕する。2季連続32度目の出場となる興南は6日午前10時から日章学園(宮崎2位)と1回戦でぶつかる。51季ぶり3度目の前原は7日午前10時、春の選抜大会準優勝の明豊(大分1位)と対戦。選抜切符を懸け勝利を目指す。
11年ぶりに秋の王者となった興南は、安座間竜玖と平山航多の2投手が安定する。野手陣の助けもあり、チームの1試合平均失点2・8と相手を突き離してきた。残塁は多いが、要所で着実に走者を帰し得点を重ねていく。
準決勝まですべてコールドで勝ち上がった前原は、勢い付くと止まらない打線が持ち味。主将の新里紹舜は県大会打率6割で、主砲として活躍した。守りでは、エースの横田琉空を中心に最少失点で勝利をつかみたい。
▼興南、1年生が台頭 前原はエース・横田らが結果残す 県高校野球秋季大会総評