玉城知事「配備ありきは遺憾」 宮古島への弾薬搬入に


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報道各社の取材に答え、ミサイル搬入に遺憾の意を示した玉城デニー知事=15日、県庁

 自衛隊による宮古島へのミサイル搬入を受けて、玉城デニー知事は15日朝、報道各社の取材に答え「スケジュールありきで配備するのは反対だと多くの住民が思っている。それに反するように配備計画ありきで進めていることについては遺憾だと思う」と述べ、搬入に遺憾の意を示した。

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 搬入があった14日、宮古島市で反対する市民が抗議行動を展開し、警察などに排除されたことに対して「公権力に排除された住民のことを思うと、胸が痛むのは県民のだれでもそうだ」との見解を示した。今後の対応については「国防の政策だからといって、強引にやるべきではない。そこは重視してもらわないと、われわれも、それを認めるわけにはいかない、ということになってしまう」などと述べ、国に対して丁寧な説明を求めた。

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