沖縄コロナ2人感染 人口比で全国平均超える(11月28日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は27日、20代と30代の女性2人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。地域別では宜野湾市と中部保健所管内だった。前週の土曜日は1人で、1人増えた。また、21日以降の新規感染者数は11人となり、前週の7人を上回った。

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 感染経路不明の症例は54・5%で、依然50%超となっている。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は0・67人で、全国平均の0・55を上回った。

 県の糸数公医療技監は「前週と比較して感染者数は増えたものの、10人程度なので変動の範囲とみている。増加に転じたとは言えない」との見解を示した。ただ、年末年始に向け会食の機会も増えることから「引き続き用心しながら感染対策を取ってほしい」と協力を呼び掛けた。

 米軍関係では新たに1人の感染が報告された。現時点で発生場所は不明だが、県内へ入域する前に陽性が確認されたという。


 

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