米軍、水筒落下で「住民に謝罪検討」 宜野湾市議会が抗議


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
オスプレイから落下した水筒(宜野湾市提供)=24日、宜野湾市野嵩

 【宜野湾】米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが民家の敷地内に水筒を落下させた事故を受け、宜野湾市議会の上地安之議長らは1日、北中城村のキャンプ瑞慶覧を訪れ、米海兵隊太平洋基地政務外交部のニール・オーウェンズ大佐に抗議した。大佐は「沖縄防衛局と調整し、(民家の)住民へ直接の謝罪を検討したい」と述べたという。嘉手納町の沖縄防衛局への抗議要請後、上地議長が明らかにした。

 防衛局では小野功雄局長が対応し「安全管理の徹底や実効性のある再発防止策を講じるよう(米側に)強く申し入れた」と伝えた。

 抗議要請は冒頭以外、非公開だった。上地議長らは記者団の取材に「米軍の事件事故が起きるたび抗議決議をし、その都度要請している。二度とこういう事故がないようにしてほしい」と語った。
 (砂川博範)


 

【過去の落下事故一覧】ヘリ部品、窓枠、今度は水筒落下…

【事故後の動きドキュメント】米軍、事故後も訓練続行 騒音、深夜まで

▼【動画】街の低空、揺れる物体…普天間オスプレイつり下げ訓練

▼「すごい近い」座間味沖で2機が低空飛行【動画】

▼ボート沈没、自衛官乗り訓練中 燃料切れ、流され浅瀬へ

▼オスプレイからの落下部品 実際は1メートル超 米軍が訂正