沖縄の米軍4人感染、うちハンセン2人 県内は2人(12月20日午後)


この記事を書いた人 Avatar photo 嶋野 雅明
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は20日、在沖米軍で新たに4人がコロナ感染したと発表した。180人規模のクラスターがあるとされるキャンプ・ハンセン(金武町)は2人。米軍では19日133人、20日には31人の感染が報告されている。米軍の累計患者は3064人となった。

 【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況

 一方、県内の新たな感染者は2人だった。前週の月曜は1人だった。累計で5万382人。クラスターは2件あった。

 新たなオミクロン株の感染は午後3時現在、発表されていない。これまでの県内のオミクロン株の感染者は計3人。

 松野博一官房長官は20日午前の会見で、米軍キャンプ・ハンセンで発生したクラスター(感染者集団)について、米側が同日までに少なくとも計180人の感染を確認していたと明かしている。 

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は1.68(前日1.82)で全国3位。1位は群馬県の8.02だった。全国平均は0.81(前日0.76)。

 自宅療養中は5人(前日3人)。入院調整中2人(前日3人)。入院中は15人(前日14人)と増え、3日連続で2桁となった。そのうち中等症は5人、重症者は0人だった。(いずれも速報値)


 

【関連ニュース】

▼オミクロン株「基地内で市中感染的な可能性」

▼それでもマスクなし「禁止されてない」…オミクロン感染発表の夜、街を歩く米兵

▼米軍100人規模感染、部隊の入れ替えと連動

▼金武町長「基地隊員は外出禁止を」官房長官に申し入れ

▼「成田で陽性、沖縄入り」なぜ米兵すりぬけた