那覇と浦添で火災 那覇は1人が心肺停止 浦添は住民2人と連絡とれず


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浦添市仲間の火災現場=31日午前9時45分ごろ、浦添市

 31日早朝、浦添市と那覇市の住宅で相次いで火災が発生した。県警や消防によると、浦添市では住民2人の安否が確認されておらず、那覇市では1人が心肺停止の状態で救急搬送された。

 31日午前6時10分ごろ、浦添市仲間の2階建て鉄筋コンクリート造りの住宅で火災が発生した。住民が「2階建ての建物の2階部分から出火した」と110番通報した。浦添署や消防によると、8人家族が住んでおり、住民の10代と20代の男性2人と連絡が取れず安否が確認されていない。午前8時半現在、消防が消火に当たっている。現場は住宅街で、燃え移ってはいないが、近隣住宅の窓が割れるなどの被害が出た。
 
現場付近に住む女性(49)は「自宅の中まで煙の匂いがした。火事発生時には、住人の男性が『火事だ』と叫んでいて、驚いた」と不安げに語った。

 31日午前6時25分ごろ、那覇市安謝のアパートで「地下から煙と炎が出ている」と119番通報があった。午前7時20分ごろに消防が鎮火した。那覇署や消防によると、20代とみられる住民の女性1人が心肺停止の状態で救急搬送された。

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