沖縄、自宅療養が最多3640人 感染者急増で宿泊施設は満杯近く


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 沖縄県の発表によると、新型コロナウイルスで療養中の患者が10日、7514人となり、初めて7千人を超えた。自宅療養中の患者は3640人で、9日の2545人から1095人増え、過去最多になった。感染者急増に伴い宿泊療養施設が満杯に近づいているため、今後も自宅療養者が増えそうだ。

【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況

 

 自宅療養者数は2日連続で1千人以上増加し、1週間前と比較すると66倍に増えた。家族への感染を避けるため、自宅ではなく車中泊で療養する患者が確認されており、県が注意を促している。  

 現在、県は那覇市に4カ所、北部、中部、宮古、八重山にそれぞれ1カ所の計8カ所のホテルに852室を確保し、宿泊療養施設としている。10日現在、患者516人と濃厚接触者8人の計524人が施設を利用。今後、不足することが見込まれるため、県は新たなホテルの確保を急いでいる。

 療養中の患者のうち、3097人が入院・療養等調整中のままだ。入院、宿泊施設療養、自宅療養を振り分ける保健所などの業務が逼迫(ひっぱく)しており、調整がつかないまま自宅で待機している患者の数も高止まりしている。 (稲福政俊)


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