<総合格闘技>修斗の世界王者・平良達郎が渡米、UFC挑戦「3年以内に戴冠」


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 「沖縄から世界の頂点へ」。総合格闘技修斗の世界フライ級チャンピオンでプロデビューから10戦無敗の平良達郎(21)=小禄高出、ザ・パラエストラ沖縄=が19日までに、米国大手の総合格闘技スポーツエージェントと正式契約した。米国の総合格闘技団体アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ(UFC)の大会出場に向けて合意。北米に拠点を置き、アジア人男子初のUFC世界王者を目指す道を切り開く。その一歩として現在は米国に渡り武者修行に励んでいる。

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 昨年7月に9戦目で世界王者に。戴冠後の同年11月には南米チリ王者と対戦し、1回4分12秒、背後から首絞めを決めて圧倒的な勝利を収めた。それから約1カ月の間に北米大手の海外総合格闘技エージェントなど計5社からの契約のオファーがあり、米国ラスベガスに本社を置くスポーツマネジメント会社大手の「イリディアム・スポーツ」との契約を決めた。

 関係団体によると、同社には平良が標的とする現UFCフライ級世界王者ブランドン・モレノをはじめ、UFC元王者や数多くのランカーが所属しているという。

 修斗の団体としての期待も高く、「日米のチームが一丸となって3年以内に日本人初のUFC世界王者を目指す」と意気込む。

 同団体を通じて、平良は「2022年はUFCへの挑戦、そして勝ち抜くことを目標に皆さんの期待に応えられるように頑張りたい。UFCとの契約を勝ち取ることは非常に困難なことだと思うが、必ず結果を出し、契約を勝ち取る。自分に続く日本人選手のためにも“幻想”を“リアル”にできるファイターになる」と決意を述べ、多くの支援をお願いした。
 (謝花史哲)
 

UFC出場に向けて米国大手のスポーツエージェントと正式契約を交わした修斗の世界フライ級チャンピオンの平良達郎(提供)
UFC参戦のチャンスをつかむため、武者修行のため現修斗世界バンタム級王者の岡田遼(左)と共に米国に渡った平良達郎(提供)

 

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